宮沢賢治作品に基づく映像作品『グスコーブドリの伝記』

 開始するのに随分時間が掛ったが、このところほぼ毎日この作品の何かを作ったり描いたりしている。撮影も少しして、その都度編集もしているのだが、編集する度に装置や背景や紙人形(横顔、バストショット、ロングショット用等々)が不足している部分が見つかる。例えば、ブドリの家に「飢饉を救いに来た男」が来る場面。男がどのように登場し、どんな風に家の中…

続きを読むread more

『グスコーブドリの伝記』絵コンテを描く

今回は絵コンテを最初の数枚で中止し、制作を始めていたが、その進行は未だないほど遅々としたものだった。それでも気が向いた時に、バックドロップを描くなどしていたが、自分の行動開始のスイッチは入らないままだった。構図を考えたりしているうちに、やはり絵コンテは自分には必需品であると分かった。昨日、惰性のような意欲のみで、何とか描き終えた。これで…

続きを読むread more

映像実験 その1 2025-05-30vendredo

制作予定の『グスコーブドリの伝記』は、途中まで描いた絵コンテ完成させぬままに制作を開始した。が、背景画を何枚か描き紙人形を作っている段階で、やはり絵コンテなしでは無理であることが分かった。設計図のないまま工作機を動かしたような、海図のないまま航海にでたようなものであった。頭の中に全てが描けているのであればよいが、場面場面でどのショットに…

続きを読むread more

宮沢賢治作品に基づく映像作品 その9『グスコーブドリの伝記』制作開始ー主題曲の三分の一

昨年の『オッベルと象』完成後、なかなか制作に取り掛かれなかった『グスコーブドリの伝記』。どのように画面を構成してゆくか悩んでいたが、今回は絵コンテを中止した。理由は、絵コンテを描いてしまうと、いつの間にがその構図に自分が拘束されているいことに気づいたからである。絵コンテは全体の設計図なので、一旦完成してしまえば、人形や背景画や装置な…

続きを読むread more

今年の桜

今年も桜を観に行った。平尾団地では今まで通り、桜並木があり楽しむことができるが、近所ではあちこちで桜の木が伐採されてしまって、風景の一つが消滅してしまった。思い出もある桜の木が、十本以上伐られてしまったのは、もう5年も前のことか。強風が吹いて、倒木の危険性があるものは致し方ないにしても、昨年今年とあちこちで樹木が切られている。淋しい。 …

続きを読むread more