宮沢賢治作品に基づく映像作品 その9『グスコーブドリの伝記』制作開始ー主題曲の三分の一
昨年の『オッベルと象』完成後、なかなか制作に取り掛かれなかった『グスコーブドリの伝記』。どのように画面を構成してゆくか悩んでいたが、今回は絵コンテを中止した。理由は、絵コンテを描いてしまうと、いつの間にがその構図に自分が拘束されているいことに気づいたからである。絵コンテは全体の設計図なので、一旦完成してしまえば、人形や背景画や装置などの制作が効率的に、また計画的に進める事ができるのは確かだ。勿論、賢治の原作が北極星で、あの高い天空で輝いている星を見ながら作る。
先週は新しい楽譜作成ソフトDorico Pro5を購入し、使ってみたが、YAMAHA XG WorkST同様、非常に使いやすい。しかも、音源はHALION SONIC7であるが、こちらもYAMAHAのMU2000をバージョンアップしたようなソフトなので、今の所気に入っている。
今回は、早速Dorico Pro5で書いた主題曲(三部形式)の第一部をWave化し、ブドリの住んでいたイーハトーヴの地図と合わせてみた。
この記事へのコメント
当方当初はFinale,その後Sibeliusにしましたが,いずれも使えなくなり,無料ソフトに乗り換えました。
御作品,堂々とした音響が賢治の世界に思いを馳せます。
Enrique様
コメント有難うございます。以前に録音したものは、既にwave化したもののみで、楽譜が読み込めず、新たに別の調で書き直しています。楽器ごとの音量調整、奏法の変更などをする作業は、DoricoはXG WorksSTより大分やりやすいです。
音について申し上げますと、Youtube用動画を作ると、大分劣化して、奥行きが無くなってしまいます。