"吉江新二の思い出"の記事一覧

新二伯父の思い出 その3

伯父吉江新二の思い出 その三  2016/09/11  日曜日 新二伯父が生まれたのは赤穂であった。医者だった俊夫伯父が自身の思い出を記した『満天星』の中で弟のこともあれこれ書いている。先ずは、新二と言う名の由来。「僕が生まれたのは、伊那町(市)である。 それから一年程して、父が母と結婚する前に下宿していた、赤穂の松屋旅館の土地を得て、…

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伯父吉江新二の思い出 その2

伯父吉江新二の思い出 その二  2016/08/27  土曜日 もっと早く伯父の思い出を書く積りでいたのだったが、遅くなっている。理由はその肖像画である。病床の写真を元に、二枚目のデッサンをしているのだがどうも線が気に入らないのである。伯父貴が許してくれないだろうと感じるのだ。「なんだ、こりゃあ。もっと正確な線を引かなきゃだめだろうが。…

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伯父吉江新二 その1

 自分が無意識の内にも最も意識していた、影響を受けていた伯父が先週8月9日火曜日に96歳で他界した。高齢なので全く予期していなかったと言えば嘘になるが、予期したくなかった、伯父が他界するなどと言うことは考えたくもなかった。90を過ぎてからも元気に歩き回っていると聞いていたので。が、現実にはそれは不可避であり、受け入れざるをえないことであ…

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